創薬研究において、薬剤が生体内で標的とするタンパク質を分離・同定し、その機能を解析することが重要ですが、従来、薬剤標的タンパク質の分離・同定は極めて困難であり、多大な労力と時間が掛かることが問題となっていました。
多摩川精機は東京工業大学・半田宏教授との共同研究で、創薬研究用スクリーニングシステム(ナノ磁性微粒子「FGビーズ」、およびスクリーニング自動化装置)を開発しました。
FGビーズは、(1)ナノサイズで分散性が良く効率的な結合を行うことができる、(2)タンパク質の非特異的な吸着が極めて少ない、(3)有機溶媒に耐性であり様々なリガンドを固定化できる、といった従来の担体にはない優れた特徴を有するアフィニティ精製用の担体です。このアフィニティ精製用ナノ磁性微粒子により、薬剤標的タンパク質のワンステップ精製が可能となりました。
また、ナノ磁性微粒子の磁気分離・分散を行うスクリーニング自動化装置により、アフィニティ精製の工程が自動化され、多サンプル同時処理、時間短縮が可能となりました。